「日本文化である本物の着物を継承していきたい」呉服屋の娘として生まれた私は素直にそう思い、三代目を継ぎました。作り手である職人さんの数が皆無に等しい技法も現状あります。素晴らしい伝統技術が失われていくのを目の当たりにすると、寂しくなるとともに「絶やしてはいけない」という気持ちになります。
今回は幼いころからの私の着物姿をご紹介します。
七五三
生まれは富山県富山市。家の裏の日枝神社で父と一緒に撮った写真です。物心ついたときから、よく着物を着ていました。
「桃割れ」を結って記念撮影
総曲輪にある小西写真館に私が20歳になるころまで飾られていました。
夏の夜、浴衣でお出かけ
高校の同級生と水橋の「橋まつり」にて。夏の夜に浴衣でおめかしして出かけたワクワク感を今でも思い出します。今も着ている浴衣です。
「きもの親善使節団」として海外へ・着物ショーで「町娘」役に変身
母と一緒に「きもの親善使節団」として海外へ。現地の着物ショーで「町娘」役に挑戦。貴重な体験をさせていただきました。
夏に娘と浴衣で灯籠流しに参加
娘が小さいのは今のうち…大切にしたい体験です。
娘とお寺の落慶法要に
当時3歳の娘と。お寺の「落慶法要」に参列。同じ年頃に私も落慶法要したことを思い出し、感慨深かったです。
中東へ日本文化をご紹介!
親日家のアラブ首相国連邦の方からご縁をいただきドバイへ。現地の方にも「Real Kimono!」と喜んでいただき記念撮影。実はこの着物、母が若かりしころに着物です。
型も変わらず、流行り廃りのないことで長く着ることができるのも着物の良さと実感しています。